東京都自然史博物館開設運動

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東京都自然史博物館の開設について

世界に誇る日本の首都東京には、自然に関する情報を収集整理し、都民にその成果を広く伝える自然史博物館がありません。

東京都は奥多摩の亜高山帯から、伊豆諸島の暖温帯、小笠原諸島の亜熱帯までの幅広い気候帯をもち、関東山地から多摩丘陵、武蔵野台地、東京低地、伊豆諸島の火山列島、小笠原の大洋島まで、多様な地形と地質をもっています。そのため、多様な自然環境のもとに、豊かな生物相が生態系を構成し、特に小笠原は固有種の宝庫になっています。豊かな生物相のなかには絶滅危惧種も多く存在しています。このように豊かで多様な自然は世界に誇れる都民の宝であり、このような自然を有する首都は世界のどの国にもありません。

しかし、私たち都民は、そのすばらしい貴重な自然についてほとんど意識することなく生活しています。私たちが他の地域の方々や、外国からの来客に対して、世界に誇れる東京の自然を紹介できる博物館がないことは、誠に残念なことです。近年の外国人観光客の著しい増加と、来訪目的の多様化に応えるためには、東京の自然環境と生物多様性を知ってもらう博物館がぜひとも必要です。将来をになう子どもたちが、自分たちが住んでいる東京の自然について学習する場としても欠かせないものです。

博物館は東京の自然に関するさまざまな情報を蓄積する役割も大きなものです。これは科学的なデータにもとづいて環境行政をすすめるためにも必要なものですが、東京には自然に関する情報を収集し蓄積する機関がありません。

私たちは東京都自然史博物館を実現させるために、設置の呼びかけをしています。その第一段階の活動として、東京の自然史に関する情報の収集をすすめています。東京の自然史に関する情報としては、動物や植物の標本、動物の剥製、地質・鉱物の標本などがあり、動植物や地形・地質に関する文献もあります。これらの資料等を所有している方々は高齢化などのために、その維持と管理が困難になっていることも考えられます。

そこで、今般、皆様から、自然史に関する資料等をお持ちの方々についての情報をいただきたく、ご協力をお願いしております。私たちの活動の趣旨にご賛同のうえ、ご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。

 

平成29年12月20日

東京都自然史博物館開設運動 呼びかけ人 一同

奥田 重俊、金井 裕、亀山 章、小泉 武栄、矢島 稔
(五十音順)

主意書、アンケート

>>趣意書[PDF](このページと同じものです)

>>自然史情報収集のお願い[PDF]

>>東京都自然史博物館の開設についてのアンケート[word]

お問い合わせ等

tky-museum@geo-eco.net

(東京都自然史博物館開設運動 事務局)

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