みなさまこんにちわ。
すっかりサボってましたが、お久しぶりの地域自然情報研究会のご案内です。

日時は、2026年7月18日(土)15:40~17:20
場所は、いつものエコギャラリー新宿
もちろんzoomでのウェビナー配信も行います。

お話しいただくのは、地理調査コンサルタントの、吉田 直隆 さん( ジオグラフィカル・マインド )
現在は北陸にお住まいですが、GCNの古参会員でもあります。

お題は、
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高山の植生と環境-GIS データを使った自然環境分類の事例-
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最近、環境省の1:25000植生図がようやく一応の完成をみたわけですが、そのデータも使われています。
内容的には、
本州の260もの山を対象に、植生、地形などを用いた主成分分析を行い類型化して、、、。
というお話。

以下、吉田さんよりご案内の文章を頂きましたので、そのまま掲載します。

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GISとの出会いは古く1990年頃に遡ります。ARC Macro Language なるもので語り掛け、A0版の地図を1枚印刷して貰うのに一晩付き合うような日々を過ごしていました。
その後、長いブランクの間に、GISはどんどん進化していきました。身近なツールになるのと相まって、いろいろなデータも整備されていきました。中でも、1/2.5万の植生図データはたいへんな労作で、関係の皆さまには頭が下がります。
2009年頃から改めてGISの学習を始め、最初のうちは、国土数値情報や当時は1/5万の植生図データを重ねて見ていただけですが、ある時「日本の主な山岳標高一覧」に出会ったのが、大きな転機となりました。緯度・経度・標高の一覧表ですから、GISデータ化はすぐのこと。
漠然とした重ね合わせではなく、点やその周りの一定範囲を切り出してのものならば、全国的に比較可能な「山の自然環境のデータセット」になります。植生と環境の関係についてはGIS以前からの関心事で、それを数量的に推し量る土台ができたわけですから、昔々に果たせなかった課題に、もう一度取り組む気になりました。
そこで、これも埃をかぶっていた「パソコン統計解析ハンドブック」など取り出して、主成分分析やらクラスター分析、判別分析等々、多次元の世界に遊び過ごして10年余。その成果のようなことを、高山の植生を例にお話します。
お話は大きく分けて、1)データの作り方、2)数値分類の手法と結果、3)分類結果から見えたこと、になります。それぞれのポイント的なところで、作ったデータの中では、「平滑度」と名付けた、山の険しさの指標が有効であったように思います。10mDEMをもとに、尾根谷度という地形量を求めて…、という計量地理学的なお話です。
数値分類では、主成分分析が功を奏して、植生と環境の関係がかなりよく整理されました。

変量得点の散布図:20個それぞれの位置が原点から遠いほど、植生への影響が強い、または環境の影響を強く受ける、と読みます。詳しい見方は当日…。

もっとも、こんな数字にするまでもなく、先学の慧眼には映っていたようなことばかり、という数学とジオエコロジーのコラボレーションのお話。
ともあれ、その関係を踏まえて、植生と環境の特徴を14通りの型に分けました。より大きくは、環境の型で5つにまとまります。そして、5つの環境型に分けた260山の位置を地図に落とすと、各類型が地方的にまとまっていました。つまり、環境の分類が地域区分にもなっていた、というお話です。このあたりは地理屋のホラ話。
この顛末が、今回の分類結果の偶然の出来事なのか、他でも通用する手段なのか、今後の検証課題です。当面、北海道の山で同じようなことができればと思っています。数値分類は誰でもできますが、その解釈(≒ホラ話)は、山の雰囲気やその地方の風土を知らねば、できません。北海道の山は経験値が乏しいので難しそうです。どなたか、北海道の山に通じた方、いらっしゃいませんか?
***************(ここまで)***************

ちなみに、GCNのトップページでは、
「NPO法人地域自然情報ネットワーク(GCN)は地生態学の視点から自然環境の保全を提案します。」
と書いていますが、
まさに、この地生態学そのもののお話です。

地生態学って何だ???という方も含め、この機会に、是非ご参加下さい。

>>詳細はこちら

●会場
環境情報学習センター 2F研修室(エコギャラリー新宿)
及び
Zoomウェビナー

●参加費
1000円(ただし、GCN会員は無料)
※なお、zoom参加の場合は、下記口座への事前の銀行振り込みとなります。
【 PayPay銀行 すずめ支店 普通口座 2607702 】
また、参加できなかった場合でも、入金後の返金は致しませんのでご了承下さい。

●参加の流れ
・会場の場合
申込 ⇒ 会場にてお支払い
・zoomの場合
申込 ⇒ 入金確認後、当日までに開催アドレスを通知

文責:梶並