6月に荒天のため延期していたジオエコツアーを9月の7日(土)にようやく開催いたしました。

まずは1つ目のポイントです。集合場所の東あきる駅から歩いて5~6分の「二宮神社」です。翌日のお祭り準備真っ最中の脇で最初の解説です。

神社の境内を出て、湧水へ

さて、ここまでがウォーミングアップといったところ、つぎのポイント「霞堤」までは住宅街の中を移動します。途中に川原石を使った石垣が住宅の間に残っている所でちょっとだけ解説です。よそ様のお宅の前なのでちょっとだけです。

ひたすら移動です。晴天に恵まれましたが暑いです!

段丘の坂の途中から広がる景色。これも東京都!

坂を下り切って、堤まではもう少し。

漸くつきました。霞堤の開口部です。度々氾濫する河とどう付き合ってきたのか等々について解説を聞きました。

写真右上の外が堤の開口部。(開口部そのものは写ってないです)

なんですけど、この場所は土嚢で塞がれていました。今後どうなるのか気になります。

そして、また移動。やっぱり市街地の道路をひたすら歩きます。

雨武主神社に到着。

照り返しの強い道路から社叢林の中へ、そしてこの奥には…

こんな階段が待ってました(>_<)。写真は中腹まで登ったところで下を映しています。

階段を上り終えて拝殿前の広場?で昼食。

昼食の後に、雨武主神社にのこるツガ林や周辺の植生などのお話を聞いてツガ林へ向かいます。

下の写真は下りてきた植林地の中。涼しいので、ここで解説を聞きます。

雨武主神社を後に、雑木林へ向かいます。途中、歩道の切り割りで露頭になっている場所では、川原石の礫層なんかが観察できしました。

カタクリの自生する雑木林。季節的にカタクリは影も形もありませんが、早春には可憐な姿をみることができるでしょう。

雑木林から移動。今度は秋川と多摩川の合流付近の河原に下りてきました。石の見分け方などの解説です。

多摩川を渡って、熊川分水を見学。熊川分水と福生分水の違いなど興味深い話を聞けました。

この後、この地区で使用されている墓石の材料や形状の変遷などの解説でツアーが締めくくられました。当日は30℃超えの真夏日となりましたが、熱中症になる方も出ず無事終了。解散後、有志は石川酒造さんの「ぞうぐら」にてビールで乾杯。ご参加いただいた方々は地質、植生、地域の歴史と人の暮らしなどなど、様々な分野に渡る話は飽きることなく聞けたとおもいます。ご参加ありがとうございました。

次回のジオエコツアーもお楽しみに